今回はモデルルームとして
当社の1階倉庫の奥を整理して
防音室を施工してみました。
間取りは4000mm×1700mm程度(内寸)
高さは配管スペースを除くH1900mmになります。
下地を組む際に
賃貸物件でも現状復旧可能な様に
躯体には傷を付けない様に施工しました。
下地を組んだら防音材を入れます。
躯体面は32K厚み50mmを使用し
入口扉面は更に防音性を高める為に90Kを使用。
防音材の上に15mmボードを1枚貼り
隙間にコーキングを施し
気密性を高めます。
最終的にこの上にもう一枚ボードを貼ります。
配管廻り防音材を巻きます。
今回は音ナインを使用。
配管廻りはしっかり遮音しないと
あとが大変です。
配管廻りを囲います。
通気用ダクトは防音性を高める為
ニューホープを使用します。
防音室は気密性が高いので吸排気を設けます。
配管廻りを囲いボードで塞ぐ前に防音材を詰め込みます。
この梁のデコボコ感が音を出した時に
音の抜け、音色が変わります。
出入口の扉は防音扉を使用します。
今回はエレキギター程度なので
大建AZS00-2WHR防音ドアを使用。
床には木下地を組み
振動音吸収の為に躯体と木下地の間に
ゴム板を敷き詰めます。
ゴム板を敷いたらコンパネを貼り
仕上げは防音カーペットを敷きます。
今回は振動と防音性の高い
静床ライトを使用しました。
https://www.pialiving.com/fs/pialiving/c/shizuyuka
あとは仕上げのクロス貼りですが
ホテルや会議室に使用する吸収音性のある
クロスを選択しました。
室内湿度管理するエアコン取り付け。
防音室は断熱性が高く
夏は凄く暑くなるのでエアコン取り付けは必須です。
外壁の仕上げは、元の躯体がコンクリート打ちっ放しなので
「コンクリート打ちっ放し風」のクロスを選択しました。
配管貫通部は防音材を詰め込み
モルタルでしっかり埋めます。
ギターアンプを収納する棚を作成。
スタジオ施工は実際に音を出して見ないとわからない部分が多く
全てをDeadにしてしまうと良い音が録れなかったり
収音材を貼ったり反射板を貼る等工夫が必要です。
今回は御自宅の使用して無いスペースを
「趣味の空間にリフォームする」
と言うテーマで試みましたが
御自宅の一部に映画鑑賞やカラオケルーム等の
プライベートスタジオは如何でしょうか?
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